組のちから
第2回 小泉組

ROBOT社内で、作品を完成させるために日々さまざまに結成される “組”に迫る連載インタビュー。

今回は、2016年春に2部作連続公開となる映画『ちはやふる』の小泉徳宏監督、
巣立恭平プロデューサーに話を聞きました。

デビュー10年目の監督と、初デビューのプロデューサー

小泉組-Photo

左:小泉徳宏、右:巣立恭平

競技かるたに青春を懸ける高校生たちを描いた『ちはやふる』。メガホンを執った小泉徳宏は今年、劇場長編デビューから10年で、プロデューサーを務めた巣立恭平は、本作が劇場長編初プロデュースとなる。2013年公開の『カノジョは嘘を愛しすぎてる』でも、監督、ラインプロデューサーとして組を結成したふたり。その出会いはさらにさかのぼるのだとか。

小泉:初めて会ったのはずいぶん前なんですよ。僕がROBOTに入社したてで……。

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巣立:入社したてで、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ』(2003年/本広克行監督)の現場にエキストラの手伝いで来ていて、僕はそのとき制作進行をやっていて、そこで会ってるんですよね。でも、当時は僕は別の会社にいて、絡みはほとんどなくて。ただ、僕は監督の劇場デビュー作の『タイヨウのうた』(2006年)の大ファンだったんですよ。うちの嫁と観に行って、ふたりで「いい映画だ!」って号泣して(笑)。

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小泉:言ってましたね(笑)。初めて仕事したのは、『世にも奇妙な物語』(2008年・フジテレビ系『世にも奇妙な物語 08 秋の特別編「行列のできる刑事」』)で。

巣立:そのときに制作担当とラインプロデューサーを兼ねてやってくれって言われて、仕事としてはそこからですね。

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